antiodor’s diary

香害が一日も早くなくなればいいとできることをちまちまコツコツやってます。調べたことをシェアしていきます。もしも必要であれば、香害に反対する皆様、よろしければ職場や学校などでの説明、地域への訴えなどにどうぞご自由にご利用ください。皆様の周囲の環境が少しでも改善されることを心から願っております。

カナダ ダルハウジー大学が推進する無香料プログラムより

 

カナダ、ダルハウジー大学が主催する無香料ポリシーから 無香料(ブログラム)の歴史 (リンク先は元記事)

 

これを読むとハリファックス、キャンプビルの病院でVOC問題が起きて何百人も被害が出たらしい

この事件知らないしちょっと検索しただけじゃ簡単に引っ掛からないけど

ちょっと何があったか知りたいですね

 

 

 

とりあえず、本文訳は以下になります

 

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香りフリープログラム

 

香料フリープログラムの歴史

 

1990年代中盤前、ハリファックスには香りのついた製品やその他の材料からの曝露を受けた人で数名が発病していた。医学会やメディアにあまり注目されていない案件だったため、このような人々は大なり小なり疎外されていた。

だが1990年代半ば、ハリファックス市内の主要な病院の一つであるキャンプヒルで深刻な室内空気環境問題が起きた。ピーク時には600人以上が発症して休職を余儀なくされたが、この中には医師、看護師、その他医療の専門家が含まれていた。これが解決されてから数年経過しても、一部の人々はまだ復職できず、事案前の健康状態に戻れずにいる。この人々の多くにとって、香り製品が症状の発作を誘発する環境ストレッサーの一つだと報告がある。もちろん、キャンプヒルで就労していた人々に限らず、大学関連の他のコミュニティに同様の症状を持つ人々が確認された。

大学コミュニティと病院間にはかなり密接な専門的あるいは個人的な接点があるので、大学はこの状況で深く影響を受けることになった。より広い視野でハリファックスの小さな都市全体を観察した。その結果、ハリファックスのほとんどの市民がキャンプヒルの事案の影響を受けた人を個人的に知っていました。その結果、大学コミュニティと一般市民の両方が病院で起きた問題の犠牲者の言を十分信頼し対処することになった。この個人的な経験は地域の行政機関が香りに感受性の高い人々のニーズに合わせて対処するうえで、他の地域ではありがちなように同じ問題を扱う上で懐疑的にならずに済んだと言える。

ダルハウジーでは、自分たちをこの分野のリーダーシップをとっていると考える向きがあるが、ハリファックスの地域と周辺の大規模な組織の一部であり、実際にはマリタイム(訳注・ハリファックスが属する群島全体の総称)全域が、香り軽減の努力に動いていることはおそらく驚くべきことではない。

 

1995年にダルハウジー環境安全衛生委員会のイニシアチブとして初めて導入されたこのプログラムは、大学コミュニティのメンバーと訪問者に香りのパーソナルケア製品の使用を避けることを奨励している。背景として、委員会は、大学の香りに対する立場の声明として論文を準備した。これは、無香料環境に優しい親権およびメンテナンス製品を選択し、タバコの煙や同様の影響を出すものを排除することにより、室内空気環境の問題を回避することを目的としたより大きな動きの一部である。

大学の文化を考慮し、必然的に罰則の執行を含む関する疑問を提起する正式な政策ではなく、意識と教育プログラムを作成する方向に進むという決定が下された。本質的に、このプログラムは、香りの製品を使用することによって、教授、大学職員、学生、訪問者に害を与える危険性があることを人々に周知することを目的とした。これは実際にそれらが他者に害を与えることを避けるために人々の高尚な本能に訴えるプログラムであり、その有効性がが判明した。

しかし、政策の枠組みではなくプログラムにもかかわらず、香りに敏感な人々を支援する大学の運動は法的義務の元チェックされる。ノバスコシア人権委員会は、香りの感受性(香料過敏)を障害として扱う用意があることを示している。その結果、大学などの組織は、これらの個人を収容する法的義務を負っていますこれらの法的義務を果たし、香りに敏感な個々のサポートの為、 大学は、いくつかのケースで業務を刷新した。あるケースでは、個人を一般の人々との接触をより簡単に制限できる気密性の高い場所に移動した。大学は、人権を保護するために協力が必要な人々が、香りの暴露においても大学が義務を果たすと周知、保証した。

プログラムが開始された1995年以来、大学は成長を続けており、現在、カナダの他の地域や世界中からの学生や従業員の割合が増加している。キャンプヒルの規模で室内空気環境の危機を経験した人はほとんど存在しない。その結果、プログラムを大学の注目を集め、香りやその他の屋内汚染物質が私たちの同僚や学生の一部に与える影響を人々に継続的に教育する事が必要となる。

ほぼ7年間、運動は非常に成功を収めており、さらにプログラムを活性化する必要を見出した。そこで2002年、環境安全衛生委員会と雇用公平評議会(およびそれらを支援する事務所)が協力してプログラムを取り入れ、見直した。この取り組みは、キラム図書館のスタッフからの意見を周知し、収集することを目的としたパイロットプロジェクトから始まった。電子フォーカスグループ的なプロジェクトは、図書館自体の香りの曝露問題を解決するのに役立ち、問題について大学コミュニティに伝え、知らせる手段として、新しいグラフィックスとポスターとウェブサイトを作成し多くの情報を生成した。入ってくる学生に毎年与えられるフロッシュパックにて無香料ポリシーのメッセージを入れた。同様のメッセージは、新入社員に与えられたオリエンテーション資料(大学のカレンダー、大学の電話帳、安全と公平なオフィスの資料)にも含まれる。ほとんどの大学掲示板には、無香料ポリシーのメッセージが掲示されている。

再度徹底のもう一つの結果として、大学の喫煙問題と無香料プログラムの促進を融合した.どちらも潜在的に有害な暴露から人々を保護することを目的としているので、同じWE SHARE THE AIRのスローガンの下で両方の取り組みを促進することは賢明であると言える。

我々の居住地と議会(商工会?)の人々は、毎年キャンパスに多く訪れる。彼らはまた、我々のプログラムに関する情報を将来のクライアントに提供していく(彼らはまた、市内の他の場所で無香料文化を目の当たりにする可能性が高いというのも事実である)。

プログラムはかなりの成功を博し続けている.明らかな成功と言える最も重要な判断材料は、人々が大学において香り製品を使用するかどうかである。常にプログラムを更新し、キャンパスへの訪問者やハリファックスの香りの製品広告キャンペーンと競合することは継続的な課題であるが、このプログラムの成功度は感銘を受けるほどである。キャンパス内では時折香りの製品を身に着けている人は見かけるが、ハリファックス、特にダルハウジーには顕著な香害がないことは間違いないと言える。

しかし、香りに敏感な人の視点からは、大学において香りが自由であるという事実は満足できるものではない。ホール、エレベーター、教室などで香り製品使用者に遭遇するだけで、病気を引き起こす可能性はある。必要に応じ、雇用条件平等(課?法律?)安全事務所のスタッフが支援を試みることがある。極端なケースでは、大学の管理役職メンバーには、香り製品使用者に大学の建物から離れるよう依頼する権限を与えられている。この事実を人々に警告する看板は2005年に導入された。

プログラムを実施して以来、我々は何十件も依頼が来ている - おそらく大陸全体から、さらには地域全体から、さらには遠くから、そしてさらに遠くから、彼らの無香料イニシアチブに我らのプログラムの側面を組み込む許可が欲しいと。